ピラティスの効果

姿勢は日々、生活の影響を受けて、変わってきます。1日８時間以上デスクワークしていたり、赤ちゃんを抱っこしていたり、重い荷物を持っていると、筋肉はその影響で長さを変えて、不良姿勢になってきます。
ピラティスをすることで、筋肉のバランスは整い、弱くなった筋肉は鍛えられ、硬くなってしまった筋肉を伸ばし、姿勢を整えることが可能です。

ピラティスの歴史でも書かせていただきましたが、ピラティスは負傷兵のリハビリから始まったとされています。そのため、寝ている状態でのエクササイズも多く、怪我をされていても受講可能です。
また、ピラティスは”動きの学習”です。四十肩などは、動かし方の問題が原因でもあるため、正しい動きを練習するピラティスはリハビリにもとても効果的です。

ピラティスは、身体をコントロールする学問です。特にアスリートほど、高度な身体のコントロールが必要なります。ピラティスでは、シンプルなところから、複雑な動きのコントロールする動きを学ぶことができるため、パフォーマンスアップも望めます。

肩こり・腰痛の多くは筋肉や筋膜の影響であることが多いです。日々の生活の中で、一部の筋肉が働きすぎとなり、痛みとなって身体に現れます。こちらも不良姿勢が原因となっていることが多く、姿勢が良くなると同時に肩こりや腰痛を感じにくくなる人はとても多いです。

ピラティスではX脚・O脚などの改善が見られるケースがあります。股関節周りの動きの改善がされることで、過剰に働きすぎていた太ももの筋肉は緩み、働きにくくなっていたお尻の筋肉が鍛えられ、美脚やヒップアップしていく人も多いです。

ピラティスでは深く呼吸をしつつ、体幹の深層の筋肉までしっかり強化されます。そのため、腹筋群が弱くなって、お腹が出てしまっている人にも効果が高いです。また姿勢によりお腹がぽっこりと出てしまう方もいるため、姿勢改善によりウエストが引き締まる方もいらっしゃいます。

冷えやむくみは、血液の流れが悪くなっていることが原因となっていることがあります。特に足に回った血液は重力に逆らいながら心臓へ戻らなくてはなりません。ピラティスでは、多くの身体の向きでエクササイズを行い、各関節、各筋肉を動かすことで、血液の流れを良くしていきます。

先にも出てきましたが、ピラティスは呼吸と共に動くエクササイズです。呼吸は自律神経とも深く関わっていることが分かっており、日々の忙しさや、ストレスに晒されて、乱れた自律神経を正す効果があります。

産後は、骨盤帯や姿勢に歪みが出て、腰痛や、骨盤帯痛などが出やすいです。全ての不調に対応できるわけではありませんが、骨盤帯や体幹の筋群の強化し左右さを調整することで、産後の不調から早期回復するケースも多いです。