マハロピラティス鶴見

ピラティスは何分やるべき?プロが教える理想の時間と30分の盲点

前回のブログでは、スマホ首を例に「不調の原因は別の場所にあり、身体はすべて繋がっている」ということ、そして「最近増えている30分レッスンでは全身を動かすには足りないのでは?」というお話をしました。

では、身体の仕組みから考えて、本当に効果が出るピラティスの適切な時間とは一体何分なのでしょうか?

最近では30分の短時間スタジオから、45分、60分など、スタジオによってレッスンの時間はまちまちです。今回は、専門家目線で「ベストな分数」とその理由をロジカルに解説します!

1. 身体はドミノ倒し!一部の調整では変わらない「運動連鎖」の仕組み

「X脚を良くしたい」「反り腰を直したい」「腰痛を和らげたい」「猫背をすっきりさせたい」……。

スタジオにはさまざまな目標を持ったお客様が来られます。

ここで大切なのは、気になるその部位だけを動かしても身体は変わらないということです。身体には**「運動連鎖」**という仕組みがあり、一箇所の崩れがドミノ倒しのように全身へ波及していくからです。

例えば、**「X脚」**を例に挙げてみましょう。一見、膝だけの問題に見えますが、身体の中ではこれだけのことが同時に起きています。

 上方への連動: 股関節が内側にネジれ(内旋)、その影響で骨盤が前に傾き(前傾)、腰が反り(反り腰)、肋骨がガバッと広がり、その背中の反りに対して頭が前方に移動して猫背にも……。

 下方への連動: スネの骨が外側にネジれ、足首が内側に潰れ(外反)、つま先が外を向いてしまう……。

このように、一つの崩れに関連して「硬くなってしまう筋肉」と「サボって弱くなる筋肉」が全身に散らばるのです。原因に見えるどこか一部(局所)だけを短時間で調整したところで、身体が根本的に良くならないのはこのためです。

つまり、姿勢や不調を本気で変えたければ、**「全身をくまなく動かすこと」**が絶対に欠かせません。

2. 30分では足りない!「全身」を「あらゆる方向」へ動かす理由

さらに、ピラティスは「理想的な身体の動かし方を脳に再学習させるエクササイズ」です。間違ったクセのまま固まった関節を、もう一度しなやかに動かせるように書き換えていく必要があります。

そのためには、背骨や骨盤、手足の関節を、あらゆる方向へ動かさなくてはなりません。

体幹まわりだけでも、これだけの動きが必要です。

 前に曲げる(屈曲)

 後ろに反る(伸展)

 ねじる(回旋)

 横に傾ける(側屈)

 ブレずに保つ(安定)

人間は、「普段やらない動き」から順番に衰えて(退化して)いきます。 もしレッスンで「曲げる・反る」の練習しかしていなければ、ねじったり横に傾けたりができない身体になってしまいます。

これらを考慮して、全身の関節をあらゆる方向へ丁寧に動かそうとすると……間違いなく30分では終わりません。 最低でも「45分以上」は必要になります。

ピラティスに慣れている上級者やアスリートであれば、1つの動きで多くの関節を同時にコントロールできるため、時短で動くことも可能です。しかし、身体のクセをこれから直していく段階では、各関節を一つひとつ丁寧に意識して動かすため、どうしてもある程度の時間が必要になるのです。

3. では、長ければ長いほどいいの?

「45分以上が必要なら、90分や120分やればもっと効果が出るのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもありません。

ピラティスには、とても大切な**「コンセントレーション(集中)」**という原則があります。

筋肉をただなんとなく動かす筋トレとは違い、ピラティスは「今、自分の骨盤はどう傾いているか」「背骨がどう動いているか」を頭でコントロールし、集中し続けるワークです。

人間の脳の集中力は、どんなに長くても60分も持ちません。集中が切れた状態でダラダラと動かしても、脳は正しい動きを学習してくれないため、効果が出にくくなってしまいます。

だからこそ、身体の仕組みと脳の集中力の両方から考えて、「45分〜60分」が最も効果的でベターな時間だと言えます。

まとめ:1日1レッスン、極上の集中時間を

マハロピラティス鶴見のマットグループクラスは「1日1回通い放題」というシステムを取り入れていますが、私たちは会員様に「1日に何レッスンも受けてください」とは言いません。

なぜなら、**「1日1レッスン(45分〜60分)、頭と身体をフルに集中させて動かすこと」**こそが、最も身体を変える近道だと知っているからです。

サクッと終わる30分では全身にアプローチできず、逆に長すぎる時間では集中力が切れてしまう。

当スタジオのレッスン時間は、人間本来の運動連鎖と集中力に基づいた、あなたの身体が一番生まれ変わりやすい「ちょうど良いバランス」で構成されています。

ぜひ、スマホ首や反り腰、繰り返す痛みを根本リセットするために、週に数回、ご自身の身体と100%向き合う濃密な時間を、鶴見のスタジオで一緒に過ごしてみませんか?

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